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中川 庸雄; 千葉 敏; 早川 岳人; 梶野 敏貴*
Atomic Data and Nuclear Data Tables, 91(2), p.77 - 186, 2005/11
被引用回数:24 パーセンタイル:80.3(Physics, Atomic, Molecular & Chemical)評価済核データライブラリーJENDL-3.3をもとに、中性子捕獲反応, (n,p), (n,), 核分裂反応及び幾つかの閾反応について、1keVから1MeVの温度範囲でマックスゥエル平均断面積と天体学的反応率を計算し、表及びグラフに示した。計算したマックスゥエル平均断面積をほかの研究者の値と比較し、それらの差異がs-過程元素合成に対するその影響を議論した。
須山 賢也; 片倉 純一; 清住 武秀*; 金子 俊幸*; 野村 靖
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(1), p.82 - 89, 2002/01
被引用回数:8 パーセンタイル:47.85(Nuclear Science & Technology)JENDL-3.2,ENDF/B-VI及びJEF-2.2の評価済核データライブラリの最新版をそれぞれ用いた場合の、燃焼計算結果の相互比較を行った。その結果、ウラン及びプルトニウムの多くの同位体核種の生成量の計算値には、これら核データライブラリーの違いによる影響は少なかった。しかしながら、Pu,Cm,Sm,Csのような核燃料サイクル評価上重要な数核種同位体については明らかな差異が認められた。この原因について検討し、核種生成崩壊チェーンの分析を行った。
片倉 純一; 吉田 正*; 親松 和浩*; 橘 孝博*
JAERI 1343, 79 Pages, 2001/07
原子核工学分野での利用を目指してJENDL FP崩壊データファイル2000を開発した。このファイルはJENDL特殊目的データファイルの1つで、ENDF-6のフォーマットで編集されている。安定核142を含む1229の核種の崩壊形式,Q値,分岐比,線,線及び線の崩壊あたりの放出エネルギー及びスペクトルデータが収納されている。このファイルを用いた崩壊熱及び線や線のスペクトル計算は、測定値と良い一致を示し、総和計算への適用性を確認した。
「シグマ」特別専門委員会
日本原子力学会誌, 39(12), p.1019 - 1027, 1997/00
本報は、1995,1996年度における「シグマ委員会」の活動に関するものである。この期間中、JENDL-3,2に対する様々なベンチマークテストが行われ、ライブラリーに内在する問題点の指摘、JENDL-3.3に向けた改良点が議論された。一方、特殊目的ファイルの作成も順調に進んでいる。この報告では、放射化断面積ファイル、高エネルギー核データファイル、照射損傷用ファイル、ORIGEN2用一群断面積についてトピックスとして述べる。
長谷川 明
Nuclear Data for Science and Technology, p.445 - 454, 1988/00
日本で現在開発が進められている評価済核データ・ファイルJENDL-3の公開前ベンチマークテストの概要について、シグマ委員会炉定数専門部会を中心として行った作業の経過及びその結果を報告する。ベンチマーク・テストの対象分野としては、FBR(高速炉)、LWR(軽水炉)、HCLWR(高転換軽水炉)及び遮蔽を中心にとりあげ、そこで明らかになった公開前ファイルJENDL-3Tの問題点について議論する。